JR高松駅から歩いて約3分、ことでん築港駅に隣接した玉藻公園は高松城の本丸、二の丸、北の丸、桜馬場部分に相当する城跡公園です。現在、四国最大と言われた天守閣は失われてしまったものの、かつて藩主が住まい政務をおこなったという飛雲閣(再建)は昔と同じ場所にあり、一見の価値がありますよ。
高松城のお堀の水は海水なので、普通に黒鯛が泳いでいて餌やりも体験できるんですよ。
こちらは飛雲閣。春先はツツジの花がキレイです。
さすが昔は藩主の邸宅だった場所ということで、立派なお庭に立派な松の木です。
この日は偶然イベントだったようで、なんと甲冑姿のお侍さんにも遭遇しました!
さて、こちらは高松城の歴代お殿さま一覧ということです。
1587年生駒さんというお殿様がいらっしゃったのですが、4代目高俊さんの時に生駒騒動という事件があって生駒さんは秋田に転封になりました。そのあと水戸からあの有名な水戸黄門(水戸光圀)さんのお兄さんにあたる松平頼重公が新しいお殿様としてやってこられました。そしてその後、江戸時代の間は松平のお殿様が高松を統治されたということです。
こちらは陳列館には高松城の天守閣にあったシャチホコ(レプリカ)も展示されています。
ほかにもこの陳列館には貴重な資料が沢山あり、とても勉強になりました。写真の奥の方に写っているのが今は失われてしまった高松城の天守閣の模型です。今は台座の石垣しか残っておらず、その大きさを想像するのは簡単ではありませんが、初層が13間×12間(姫路城の初層が14間×11間)、鯱と石垣を除いた高さが26.5メートル(広島城が26.6メートル)と、名だたる日本の名城と比べてもけして引けを取らない立派な天守だった事がうかがい知れます。
四季折々でいろんなイベントも行われるという玉藻公園。春の桜の時期はお花見の名所としても有名なんですよ。