沖縄の味覚!秋に食べたい美味しい島野菜・フルーツをご紹介!

 沖縄の野菜やフルーツは、見た目の美しさはもちろん、栄養満点で体に優しい食材が豊富です。 沖縄に様々な種類の食材がある中で、今回はこれからの季節にぴったりな秋に美味しい島野菜・フルーツをご紹介いたします! まだ食べたことがない方もぜひご参考いただき、普段のお料理に取り入れてみてはいかがでしょうか?

1. 沖縄の島野菜・フルーツの特徴

 沖縄の野菜は『島野菜』と呼ばれ親しまれています。独特な土壌で育った野菜は色鮮やかで栄養価が高くミネラルも豊富です。スーパーマーケットで気軽に買うことができるため、現在も多くの沖縄料理に使われるなど、沖縄の人々の健康を支える欠かせない食材になっています。

 また、沖縄のフルーツは他県に比べると珍しいものが多く種類も様々です。有名なパインアップルやマンゴーといった暑い地域で育つフルーツや、見た目のインパクトもあるドラゴンフルーツなど、沖縄の大地で育ったフルーツは魅力に溢れています。

2. 栄養満点!体に優しい島野菜

◆カンダバー

 カンダバーとは、沖縄の方言でサツマイモ(甘藷)の葉や茎のことをいい、沖縄で一般的な緑黄色野菜の一つです。クセのない味わいで、ハートのような形をした葉には栄養がたっぷり。昔から胃腸の疲れを和らげてくれる食材としても重宝されています。

・旬な時期
7月~12月頃
・調理方法
炒め物、和え物、天ぷらなど

◆シカクマメ(別名:うりずん豆)

 シカクマメは新緑の色に似ていることから、沖縄で新緑の季節を指す「うりずん」とも呼ばれています。実の断面がひだの付いた四角形をしているのが特徴で、一般的にサヤの部分が多く出回っていますが、葉・花・熟した豆・地中にできるイモもすべて食用になっています。見た目は変わっていますが、味は意外とあっさりしていてサヤインゲンにも似た味わいです。

・旬な時期
7月~11月頃
・調理方法
サラダ、和え物、天ぷら、炒め物など  

◆紅イモ

 沖縄にイモが広まったのは、1605年に野国総管(のぐにそうかん)が中国からイモの苗を持ち帰って栽培し、沖縄全島へ普及していったのが始まりといわれています。その後紅イモが誕生し、現在ではお菓子などのお土産品にも多く使われ、人気の特産物になっています。
 『備瀬(びせ)』と『宮農36号』の2種があり、備瀬(びせ)は皮が白っぽく肉色が紫紅色、宮農36号は皮が赤紫色で肉色が紫紅色をしているのが特徴です。 紫紅色の部分はアントシアン系の色素によるもので、抗酸化作用に優れているとされ、老化防止や動脈硬化・コレステロールの抑制に効果があるといわれています。

・旬な時期
8月~1月頃
・調理方法
蒸しても揚げても美味しくいただけます。

3. 見た目の個性も豊か!沖縄に育ったフルーツ

◆ドラゴンフルーツ

 見た目もインパクト大のドラゴンフルーツは、「ピタヤ」とも呼ばれるサボテン科の果実です。酸味は弱くて、ほんのり甘くさっぱりとした味わいで、果肉一面に含まれる種が独特の食感を生んでいます。主に白いと赤い色の果肉が主流で、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富。また、様々なビタミン要素や食物繊維も多く含まれています。

・旬な時期
7月~11月頃

・美味しい食べ方
実を縦半分に切ってさらに半分切ります。それをスプーンですくって食べても良いですし、食べやすい大きさに切ってフォークで食べるのも良いです。皮は硬そうなイメージもありますが、手で簡単に剥けるので食べやすくなっています。

◆スターフルーツ

 スターフルーツは別名「ゴレンシ」とも呼ばれ、その名前からも伝わるように切った断面が星型で、可愛らしい見た目も特徴的です。 未熟時の緑色をしている時期は酸味があり、熟してくる頃には黄色くなって甘味やサクサクとした食感が楽しめます。低カロリーでビタミンCを含んだ健康果実ともいわれています。

・収穫時期
秋から翌年3月頃まで2回ほど収穫されます。

・美味しい食べ方
そのままフルーツとして味わえる他、ジュースやジャムにしたりサラダを彩る食材としても使われます。

◆シークワーサー

 まさにこの時期に旬を迎えるシークワーサー。沖縄の方言で「シー」を酸っぱいもの、「クワーサー」を食わせるという意味からその名がつけられました。ビタミンCやビタミンB1、クエン酸などが多く含まれており、血糖値や血圧を下げる効果もあるといわれています。沖縄ではレモンの代わりに飲み物や料理、泡盛にしぼり汁を入れるなどして使われています。

・収穫時期
8月後半~翌2月頃までに3回ほど収穫されます。

・美味しい食べ方
例年3回の収穫が行われます。8月後半~9月頃は熟していない「青切り」と呼ばれる果実が収穫され、主に酢の物などに使われます。10月~12月中旬頃には、果実を絞った原液ジュースが作られ、12月~2月頃は黄色く色を変え完熟したものが生食用として店頭に並びます。青切りの場合はお刺身や焼き魚との相性が良く、甘味を増した完熟の果実はジュースにしたりスイーツの材料としても楽しめます。

4. 最後に

 いかがでしょうか?馴染みのあるものから目新しいものまで、沖縄には多彩な野菜やフルーツが沢山ありますね!
 そのどれもが栄養満点で健康的、かつ美味しさも兼ね備えた食材ばかりです。色んな料理に使えたり、素材本来の味わいも楽しめて日々の食事を豊かにする魅力もあります。地元ではもちろん、県外の方々にも素晴らしい沖縄の食材を知っていただけたら嬉しいです。ぜひ、機会がありましたらご賞味ください!




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