【沖縄観光:南城市】沖縄のパワースポットと言えばココ!世界遺産の聖地「斎場御嶽」で沖縄の信仰文化に触れてみた!

【沖縄観光:南城市】沖縄のパワースポットと言えばココ!世界遺産の聖地「斎場御嶽(セーファウタキ)」で沖縄の信仰文化に触れてみた!

沖縄在住のリエ
人生ユタカさん!本日は沖縄のパワースポットの中でも最高峰で世界遺産の「斎場御嶽」に行ってみましょう!ここは沖縄の人々にとって、琉球王国時代の歴史や信仰文化に深い関係があるとても大切な場所なんです!

人生ユタカ
なんだか少し緊張しますね!ぜひよろしくお願いします!

~Information~
■施設名/斎場御嶽
■住所:〒901-1511 沖縄県南城市知念字久手堅
■営業時間
【開館時間】
3/1~10/31 9:00~18:00 入館は17:30まで、入場チケット販売17:15まで。
【開館時間】
11/1~2/29 9:00~17:30 入館は17:00まで、入場チケット販売16:45まで。
【休館日】
聖地としての静寂さを確保し、自然保護の観点から
毎年2回旧暦5/1~5/3、旧暦10/1~10/3を休息日とします。
【2018年休息日】6/14~6/16 11/8~11/10
■マップコード:232 594 734*44
■ガイド予約/お問い合わせ TEL:098-949-1899
■入場料
【大人】300円 / 【小中学生】150円 / 【団体(20人以上)】200円
■駐車場:有
がんじゅう駅・南城、知念岬公園
(がんじゅう駅・南城の駐車場から斎場御嶽までは約700m・約10分)
■HP:http://okinawa-nanjo.jp/sefa/
■Google Map

沖縄在住のリエ
斎場御嶽を見学される場合は徒歩になるため、歩きやすい靴や服装を選ぶことが重要です!整備されているところもありますが、山道は転倒や怪我の恐れがあります。また、斎場御嶽は琉球王国の聖地として地元の方より信仰されている場所となります。マナーを守って観光しましょう!

1.入場チケット購入


人生ユタカ
南城市地域物産館のチケット売場窓口(自動券売機)でチケットを購入しましょう!心を穏やかにして参拝したいですね♪

2.緑の館セーファで受付~参道へ

沖縄在住のリエ
チケットを購入したら早速、受付事務所のある「緑の館」へ!ここでは観光のマナーや心得、琉球王国時代の信仰文化が分かる展示・上映室があります!

人生ユタカ
観光地で世界遺産。沖縄の人にとって大切な場所!琉球王国時代より祈りの場所として神聖な儀式を行う為の聖地だったんですね。当時は男子禁制だったことも理解出来ました!ただ観光するだけではなく、歴史や文化を知識として深められる良い機会になりそうです。
沖縄在住のリエ
沖縄に住んでいながらも琉球王国時代の歴史に触れる機会は少ないです。これを機にきちんと勉強します!早速参道へ向かいましょう

3.斎場御嶽内へ入る参道の入り口「御門口(ウジョウグチ)」

~御門口(ウジョウグチ)~
御嶽内へ入る参道の入り口です。右手には6つの香炉(下記写真)が据え置かれていますが、これは御嶽内にある拝所の分身とされています。

4.最初の拝所「大庫理(ウフグーイ)」

~大庫理(ウフグーイ)~
御門口から登っていくと左手に見える最初の拝所です。
大広間や一番座という意味を持っており、全面には石畳の敷かれた「祈りの場(ウナー)」があります。

人生ユタカ
ここまで来るのにも滑りやすい道が多く、なかなか前に進まず、やっとの思いでした。琉球王国時代にはさらに整備が整っていない山道を登るのはさぞかし大変だったんだろうな、と思います。とくに雨の日は登りにくかったでしょうね。

沖縄在住のリエ
そうですね。それでも王国の為に祈る今で言う「巫女」は大変な山道を登り、務めを果たしたのでしょう。

5.寄満(ユインチ)


~寄満(ユインチ)~
寄満とは、王府用語で「台所」を意味しますが、ここで調理をしたわけではなく貿易の盛んであった当時の琉球では、世界中から公益品の集まる「豊穣の満ちみちた所」と解釈されています。

沖縄在住のリエ
ここ寄満(ユインチ)には世界中の貴重品が集まった場所とのこと、確かに斎場御嶽からは中世から近代までの様々な宝物が出土しています!特に注目されたのが金を含む勾玉や、中国の青磁器、銭貨などです!

人生ユタカ
国が指定する重要文化財の出土品もあるようですね!こちらに飾られていたのでしょうか?想像が膨らみますね!

6.シキヨダユルとアマダユルの壷

沖縄在住のリエ
来た道を戻りさらに奥に。道は険しく、神聖さが増していきます。

~シキヨダユルとアマダユルの壷~
日本の鍾乳石からしたたり落ちる「聖なる水」を受けるため、二つの壷が据え置かれています。この聖水も拝所です。

7.三庫理(サングーイ)

~三庫理(サングーイ)~
三角形の空間の突き当たり部分は三庫理。右側の岩の上がチョウノハナで、それぞれが拝所となっています。また左側には海の彼方に久高島を望むことができます。

~久高島~
琉球王朝時代から今に至るまで数々の神事が行われてきた、神の島と呼ばれる島。知念(ちねん)半島の東、約5kmに位置し、周囲7.75km。琉球開びゃくの祖アマミキヨが天から降りて最初につくったとされており、五穀発祥の地でもある。歴代の琉球国王は17世紀まで2年に1回久高島参詣を欠かさなかった。12年に1度、午年に行われる祭事・イザイホーに代表される神秘的な祭事が今も残っている為、民俗的に貴重な島として注目されている。

沖縄在住のリエ
琉球王国時代、国家的な祭事を行うときは久高島から「聖なる白砂」を運び御嶽内に敷き詰めたという言い伝えがあるのです。どれだけの時間と労力を使い、王国の為に務めたのでしょうか。想像を絶しますね。

人生ユタカ
だからこそ、この聖地は世界遺産に登録されているのですね。ここでしか出来ない祈りを捧げたいと思います!

8.斎場御嶽とは

御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。御嶽の中には、六つのイビ(神域)がありますが、中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある建物や部屋と同じ名前をもっています。当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりを示すものでしょう。
-ウォーキング沖縄首里城の記事URL-
はるかなる琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島からわざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。その中でも、最も大きな行事が、聞得大君の就任式である「お新下り」でした。斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。(斎場御嶽パンフレットより)

人生ユタカ
6つの神域、拝所と聞いていたけどあと1つはどこになるのでしょうか?

沖縄在住のリエ
「ウローカー」は、6番目の神域ですが、参道が崩落して危険な為、あいにく現在は入ることができません。本来は斎場御嶽に入る前にここの水を浴びて清める場所とされていました。きちんと整備され、入れるようになったらまた取材しにきましょう♪

聖なる祈りの場「斎場御嶽」は沖縄の信仰文化にも深く関わっており、琉球王国時代の歴史に触れられる観光地としてたくさんの方々が訪れる場所です。

聖地を訪れる方へのお願い
・騒がず静かに過ごしましょう。
・場にあった慎んだ服装を選びましょう。
・人の祈りを遮らないようにしましょう。
・神具には触れてはいけません。
・御嶽にあるもの(石や神具、動植物など)を持ち出してはいけません。
・ゴミは持ち帰りましょう。
・順路を守りましょう。

「斎場御嶽」のマナーを守って、琉球の歴史に触れてみてはいかが?

取材日:2017年10月18日




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