旅行から移住へ。温暖な気候と自然に包まれた沖縄・南城での暮らし

皆さんは、移住するならどんな場所に住んでみたいと思いますでしょうか?
「自然が多い」「海が近くにある環境」「人が優しい」「子育てしやすい」など、人それぞれ住んでみたい目的やきっかけがあると思います。

今回は、沖縄県南城市に移り住んだ方に移住のきっかけや現在の仕事、移住してどんな変化があったのかお話を伺い、移住生活についてご紹介致します!
沖縄に沢山の地域があるなかでなぜ南城市を選んだのか?これまでのストーリーを聞きながら、新しい発見や魅力に出会えるかもしれません。ぜひご覧ください!

1. あざま共同売店経営 藤原さん(岡山県出身)

Q1.移住されたきっかけは何ですか?
移住のきっかけをよく聞かれるのですが、私の場合特別な理由はなくて。なぜか沖縄を訪れたことない頃からなんとなく「沖縄好き!」「住んでみたい!」という憧れを持っていました。
息子が沖縄の大学に進学したことをきっかけに、私も初めて沖縄を訪れて何度も足を運ぶようになりました。

その後、仕事の関係で那覇に移住して働いていたのですが、私にとっては都会の雰囲気が落ち着かなくて、”田舎で落ち着いた場所に暮らしたい”と思い始めました。

南城市を選んだのは、旅行で久高島へ行く際に港のあるここ安座真(あざま)を何度か訪れていて、ふと、いい場所だったなと自然に思い浮かびました。これといって決め手になるものはありませんでしたが、直感でここに住む!と決めて現在に至ります。

Q2.今はどんなお仕事をしていますか?
引っ越してきた当初は会社に勤めていましたが、日々、地元の人たちと交流を深めていくなかで「近くに買い物できる場所がほしい」「地域で集まれる場所があるといいよね」といった声をよく聞いていて。小さなお店を作って地元の人も観光客も気軽に立ち寄れる場所になれたらという思いが芽生え、オープンすることを決意しました

お店以外にも、世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)でガイドもやっています。ガイドに誘っていただいた時は「私には絶対に無理!」と思っていましたが、歴史が多く残る南城市に住んでいるんだから試験だけでも受けてみようと思い、現在も続けています。

Q3.移住して変化したことはありますか?
始めこそ「沖縄が好き!」という気持ちだけだったけれど、住んでみたらもっと沖縄が好きになったし、今では南城市の”安座真(あざま)”という場所が大好きです。
田舎だと人間関係が難しいと聞いたこともあるけど、私の周りは温かくて優しい人ばかり。今まで知らなかったことを沢山教えてくれて、毎日楽しく過ごしています。

Information
【場所】
あざま共同売店
沖縄県南城市知念安座真3-1

【営業時間】

6:30~18:00

【定休日】
毎週火曜日

【WEBページ】
https://www.facebook.com/azamabaiten/


■GoogleMap

2. 服部さんご夫婦(東京都・千葉県出身)

Q1.移住されたきっかけは何ですか?
移住する前は東京の銀座や築地の近くに住んでいて、町にはおしゃれな百貨店や立派なレストランが多く建ち並んでいましたが、住んでいるとお金がかかるし冬場は寒い。妻と温かくて落ち着いた場所に暮らしたいと話し、移住を考え始めました。沖縄へは仕事で何度か訪れていて、温暖な気候や人の温かさに魅力を感じ、移住先に決めました。
最初から南城市に住むと決めてきたわけではなく、沖縄の不動産屋さんに県内の物件をいくつか紹介してもらいながら納得のいく場所を探していました。なかなか気に入る場所が見つからない頃、たまたま知り合いから今の物件を紹介してもらい、ここに住むことを決めました。

Q2.今はどんなお仕事をしていますか?
フリーで色んなことを楽しんでいます。特に庭の整備には長い時間をかけてきました。東京に住んでいる頃からベランダで植物を育てていましたが、今では100種類以上の草花や、自家栽培で野菜を育てています。庭がとても広いので、整備し始めたらあっという間に時間が経ってしまいます。
南城市では、自宅の庭を開放したオープンガーデンというイベントを開催していて私はスタート当初から参加しています。その際に、海を臨む庭を気に入って「カフェを開いてみたら?」とよく声をかけていただくのですが、好きな時に自由な楽しみ方をしたいという気持ちがあるので、これからも今のペースを大切にしたいと思っています。

Q3.移住して変化したことはありますか?
緑豊かなところと人が優しくストレスを感じないこと。都会に住んでいる頃は隣人でも挨拶に抵抗があったり、なるべく人と関わらないように過ごすことが多かったけれど、ここでは気軽に話しかけてくれたり、自宅でとれた野菜を分けてくれたりして本当に優しい人ばかりです。

3. エプロン作家 吉野さん(大阪府出身)

Q1.移住されたきっかけは何ですか?
大阪に住んでいる頃、那覇で仕事する機会があり、そこで知り合った方に南城市にある久高島を案内してもらうことになりました。大阪に戻って、その時撮った写真を見せながら娘に思い出を話していると、一つの写真に目が留まりました。
それは久高島の子供たちが手を繋いで海に飛び込む写真で、娘が「何これ!」と興味を持ちだして、中学生の時に「久高島の留学センターに行きたい!」と言い出したことがきっかけです。
それから私も大阪と沖縄を行き来するようになり、いつの間にか私も友達が増えていってここに住んでもいいな。と思うようになっていました。
娘が中学生3年生の年に、私も南城市内に引っ越してきて2人で生活をスタートさせました。

Q2.今はどんなお仕事をしていますか?
現在は、「暮らしを彩る、エプロンは衣装、地球がステージ」をテーマにエプロン作家として活動しています。大阪に住んでいる頃からオーダーメイドで洋服を作る仕事をしていたのですが、南城市に移住してから飲食店の方やショップの方、紅型や陶芸をしている友人からエプロンの注文を受けることが増えていき、それと同時に沢山の布をいただいていました。
ある日、山積みになった布から「エプロンにして!」という声が聞こえてきて、そのことを友人に話すと「エプロン作家って面白い!やってみたら?」と提案されて、そのまま話が盛り上がり、仕事としてスタートすることになりました。

Q3.移住して変化したことはありますか?
早起きになったこと。暖かい日の早朝は近くのビーチに行き、ヤハラヅカサと日の出を拝んでいます。移住前は、早起きをして海に行くことなんてなかったのですが、海から上がる日の出の景色に感動して、自然の素晴らしさを肌で感じました。それでいつの間にか日の出を拝むのが日課になっていました

Information
【場所】
洋裁店CHOCOLA

【WEBページ】
・Facebookページ
https://www.facebook.com/chocola.handmade
・Instagram
sewing Chocola
・online shop『ami le cadeau』
https://www.amilecadeau.com/blog/2020/09/24/172747

4. 南城市のおすすめスポットをご紹介!

★奥武島いまいゆ市場 

2014年に奥武島(おうじま)にオープンした奥武島体験交流施設「奥武島いまいゆ市場」。奥武島は周囲約1.6kmの小さな島で、橋を渡って気軽に行けることからドライブスポットとしても人気があります。
そんな奥武島は海産物が豊富で、南城市ならではの食材が沢山集まります。

500円と1000円の様々な組み合わせの刺身盛りが並び、好きなものをチョイスして何円分と伝えればお好みの刺身盛りを作ってもらうこともできます。

海鮮丼もうに丼やいくら丼、海ぶどう丼があり、リーズナブルな値段で美味しい丼ものが味わえると大人気です。

奥武島といえば、モズクやアーサー、トビイカやセーイカなど数多くの名産があり、冬場はサザエやシャコ貝、ヤコウ貝などの貝類も豊富に並びます。色鮮やかな魚や巨大な貝もインパクトがあります。

Information
【場所】
奥武島いまいゆ市場
沖縄県南城市玉城奥武19-9

【営業時間】
9:00~18:00

【定休日】
なし

【駐車場】

有り

■GoogleMap

★南城市地域物産館

南城市の魅力を知るならまずはココ!としておすすめなのが南城市地域物産館です。
ここでは南城市の特産品やお土産をはじめ、ここでしか手に入らない神の島・久高島の商品や南城市公認キャラクターのなんじぃグッズが販売されています。

名産品の太もずくやおつまみ・料理にも最適なセーイカのマース(塩)煮などの海産加工品コーナーや、県外にもファンがいる完熟マンゴー100%ジュース、シークワーサーのゼリーやドリンクなども取り扱っています。
時期によっては近隣の農家さんでとれた野菜や果物も販売されています。

地元のお母さんたちが手作りしているもずくの佃煮は、すぐに売り切れてしまうほど大人気でごはんのお供にピッタリ。こういった手作りの商品は、ここでしか出会えないものなので、訪れた際にはぜひ手に取ってみてください。

Information
【場所】
南城市地域物産館
沖縄県南城市知念久手堅539

【営業時間】
9:00〜18:00

【定休日】
なし

【駐車場】

あり

■GoogleMap

★軽便駅かりゆし市

かつて沖縄に鉄道が走っていた頃、近くに駅があったことからそう名付けられた「軽便駅かりゆし市」。
ここは近隣の農家さんでとれた野菜や果物を販売する直売所で、新鮮な食材がお手頃な価格で購入できると人気のスポットです。

キュウリやトマト、キャベツなどの野菜から、夏のマンゴーや冬場のイチゴなど季節ごとに並ぶものも変わり、手作りの惣菜やパンも販売され、幅広いラインナップになっています。

生花コーナーも充実しており、カスミソウ、バラ、ガーベラ、スターチスなど季節の花々が販売されています。入学や卒業シーズンは特に買い求める人が多く、生花だけを求めて訪れる常連さんも少なくありません。

Information
【場所】
軽便駅かりゆし市
沖縄県南城市大里高平875-1

【営業時間】
8:00〜18:00

【定休日】
第4月曜

【駐車場】

あり

■GoogleMap






南城市への移住についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか?
実際に移住された方のお話を伺ってみると、必ずしも明確な目的があるわけではなく感覚で住みたい!という方も多いと感じました。
「なんとなく住んでみたい」と思えるのもまた南城市の魅力なのかもしれません。

※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、営業状況が変動する場合がございます。
訪れる際には、必ずサイトなどでご確認ください。




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